考えている女性

実は、ピルと一口に言ってもいくつかの種類があります。今の人たちが知っている有名で身近なピルとしては、低用量ピルとアフターピルが挙げられるでしょうか。
この二つはかなり種類が違い、使い道や効き目もまた違ってくるのです。この二つの違いを間違えてしまうと大変なことになったり、望まない結果に繋がることにもなりかねません。様々な面でこの二つは違いがありますので、まずはそれぞれの特徴をしっかり知っておいてください。

そもそもアフターピルとはどんなもの

アフターピルはピルの一種で、中用量ピルなどという言葉で言うこともあります。
実は望まない妊娠を防ぐためのもので、女性にとっては避妊につながるお薬です。
この効果は最も大きな用途とといっても過言ではありません。仕組みとして、中に入っている女性ホルモンの量がそこそこあります。
その女性ホルモンを多く取ることによって体が一時的に妊娠したのと同じような状態になり、仮に妊娠していたとしても受精卵の着床を防いで、妊娠を防いでくれるのです。

このため、コンドームが破れてしまったり、妊娠してはいけない時期なのに性交渉をしてしまった、望まない性交渉をした、という場合に使われることが多いでしょう。
ただ基本的には常用できるものではなく、どちらかといえば普段の性的な接触で避妊するために使うのは望ましくありません。一時的な物ですので、大体の場合は日常的に使ったり飲むものではない、という事は大事なポイントです。

また、副作用が出ることもあります。嘔吐、吐き気などが中心で、いわゆるつわりのような状態になることが多いでしょう。頭痛や悪心、下腹部痛などが出る場合もあるようです。不正出血が出る事もあり、比較的副作用が大きな薬といえるでしょう。
このようによく見られる副作用防止のために、吐き気止めを一緒に飲むこともあります。ただしこれが必ずどこの病院でもそうというわけではなく、最近では薬そのものも改善してきていますので処方されない場合もあるようです。

服用についてかなり大事なポイントとして、性交渉後72時間以内に飲む必要があります。薬の副作用によって嘔吐してしまった場合は再度飲む必要があるのです。

また、どれも100パーセントの避妊効果があるとは限りません。大体のメーカーや病院でも99%と決めていることからも、必ず効果がある避妊薬ではないのです。
このため、次の月経が来るまで、妊娠してないことを確かめる必要があります。また、この間は低用量ピルが使えないという病院もありますから、この間はコンドームでの避妊を行う必要があるのです。

ちなみにアフターピルでは性感染症、つまり病気は防ぐ事が出来ません。この点は覚えておきましょう。

低用量ピルとはいったいどういう物か

低用量ピルというのは女性ホルモンの量が少ないものの、普段から妊娠している時と同じような状況にして体から排卵させないという薬です。こちらは比較的選択肢に入りやすく、女性としても使いやすい薬といえるでしょう。

特徴的なのは、普段から毎日飲むという事です。一定時間毎日飲むことによって体の中に一定量以上の女性ホルモン量を保有し、その結果排卵を押さえて妊娠しづらくさせていきます。

最も大きなポイントは女性ホルモンの中でも排卵を誘発するのではなく、排卵をストップさせる効果がある女性ホルモンを毎日体に一定量摂取することによって、継続的に妊娠しない状態を作るというものです。
また、女性ホルモンを摂取することによって、肌荒れや生理周期の安定、生理前の精神的・人躯体的な不安定であるPMSを減少させる、などの効果が確認されています。生理が来る日をあらかじめ予定していたり、生理が来るタイミングをずらす事も出来るのです。

とはいえ、副作用が全くない訳ではありません。
一時的にホルモンを補うものですから、ホルモンに慣れるまでは吐き気やだるさが出る場合もあります。また、乳房の張りなどを感じる場合もあるでしょう。ただしこれらは体が順応すると自然と消えていきますし、当然、どうしても使えないほどであれば医師と相談して服用を中止してください。

ちなみに服用できない人というのもいます。例えば低用量ピルを使うと血栓ができやすくなるため、同じく血栓ができやすいとされる喫煙などはやめた方がいいでしょう。病院によっては禁煙してから服用するように指導されることもあります。
また、何らかの持病をお持ちの方は医師と相談してからが確実です。

忘れてはいけないリスクとしては、性感染症は予防できないという事です。これはアフターピルと同じで、性交渉そのもののリスクである妊娠は防ぐ事が出来ますが、性病は防ぐ事が出来ません。
このため、継続的に同じパートナーとしか性交渉をしない、なおかつ相手にそういった病気が無いという場合は問題ありませんが、不特定の人と性交渉をする場合は病気を防ぐことから考えてもコンドームを使った方が良いでしょう。